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心電図検査について

心電図検査とは

心臓の電気的な活動を調べるもっとも基本的な検査です。心臓は収縮と拡張を繰り返すことで全身にポンプのように血液を送り出しており、この動きを拍動といいます。
心臓の拍動は、規則正しいリズムで発生した電気信号が心臓の筋肉(心筋)に伝わり、心臓全体がリズムよく動くことで起こります。心電図はこうした心臓の電気的活動を検出し、波形として記録する検査です。

心電図検査でわかること

脈の乱れがないか(不整脈)
心臓の筋肉に異常がないか(心筋梗塞、狭心症、心筋症など)

検査の種類

1,心電図検査 

心電図検査では、四肢と胸の表面に電極をつけて、心電図の波形に異常がないかを調べます。拍動のリズムや拍動を促す刺激伝導系の異常、心筋の虚血、心肥大などが波形から分かります。

 

検査について

ベッドに横になっていただき、手首と足首、胸の数箇所に電極をつけます。横になって頂くのは、身体に力が入っていると心臓の動きが機械によって波形に出力されにくい場合があるからです。また、電極といっても機械から電気を流すわけではありません。できるだけ身体の力を抜いて、楽にして下さい。出力された波形を見て、医師が疾病の有無を確認します。検査自体は5分ほどで終了します。

 

2ホルター心電図検査

携帯型の記録機を用いて、胸に電極を貼り24時間続けて心電図をとる検査です。
24時間計測することで、睡眠中や生活の中での異常や発作を把握することができます。

検査について

胸部に数ヶ所シール状の電極を貼り、心臓の動きを心電計に記録します。10分ほどで検査機器の装着は完了します。検査開始から24時間、眠るときも含めて装置をつけ続けていただきます。仕事や運動等、日常の生活を送っていただきますが、お風呂には入ることができません。検査後の解析には、通常は1週間お時間をいただきます。

3,運動負荷心電図検査                             

検査で軽い運動をして心電図をとり、体を動かした時にどんな異常や発作が見られるかを調べます。狭心症の有無を把握することができます

検査について

安静時の心電図を記録したあと、胸に心電図の電極を付けたまま、自転車をこぐ運動をします。ペダルの抵抗を調節してだんだん運動強度を強くしていき、心臓に負荷をかけます。負荷中は医師が受診者の状態や血圧、心電図を観察します。運動負荷は個人の年齢にあわせて決めた目標心拍数に達するまで、または病変のためにそれ以上の運動ができなくなるまで行います。

継続的な観察下で検査を行うため、より正確な狭心症の診断が期待できます。また、一部の不整脈の運動誘発性についても検査することが可能です。運動終了後は、心電図変化や心拍数が負荷前の状態に戻るまで6分程度モニタリングを続けます。

所要時間:約20-30分

 

 

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