ABIおよびCAVI(動脈硬化検査)について
ABIおよびCAVIとは
ABIとは、足首(Ankle)と上腕(Brachial)の血圧比の指標(Index)の略で、ABI検査では心臓から足の先の動脈の詰まり具合をみます。CAVIとは、心臓(Cardio)から足首(Ankle)までの動脈(Vascular)の硬さの指標(Index)の略で、CAVI検査では血液が流れるときの手足の血圧の変化をみて、どれくらい血管が硬くなっているか(血管年齢)をみます。
検査でわかること
ABIの値は、0.9以下だと胸部~下肢動脈の詰まりが疑われ、値が低いほど重症になります。値が低い人ほど、足の痛みや冷感、色が悪くなる等の症状が出やすくなります。
CAVIの値が8.0未満は正常範囲ですが、8.0~9.0は境界域で、9.0より高いと動脈硬化が進んでいるといえます(血管年齢80歳以上)。
検査について
ベッドに仰向けに寝てもらい、両腕、両足首に血圧計を、胸元に心音マイク(聴診器)をつけ、血圧と、脈波を測定します。時間は5分程度で済み、患者さんに痛みなどの苦痛はありません。内科診察と同じような簡単な検査です。